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エクステリア施工のプロが教える!天然芝・人工芝のメリット・デメリットとは?

こんにちは!「本物とはデザイン×使いやすさ」本物の庭・エクステリアを創造する ジーアート です!

 

 本日のテーマは、エクステリア施工のプロが教える!天然芝・人工芝のメリット・デメリットとは?です。

 

きれいな天然芝が敷き詰められたお庭には、誰もが一度はあこがれたのではないでしょうか?

子供たちが芝の上をはしゃぎながら走りまわっている姿、芝の上でバーベキュー、心がうきうきしてきますね!

 

天然芝、人工芝、ともに良い面と悪い面と両方あります。

違いを明確にして、どちらがよりあなたのライフスタイルに合っているか考えていただければと思います。

 

それでは、天然芝と人工芝のメリット・デメリットをお伝えさせて頂きます。

 

 

 

天然芝


 天然のメリット

 

1.四季の変化を楽しめ、土の香りを感じられる

天然芝のメリットは、なんといっても天然のものにしかない季節感、四季の変化を楽しめることです。

初期費用もあまりかからないですし、やり替えも比較的簡単なので、小さな範囲で試してみることも良いかもしれません。

 

 

2.お子様を遊ばせるには安全

お子様を遊ばせる場所としては、天然芝はとても良い環境になります。

自然と触れ合う機会の減っている現在、はだしで庭で遊べたり、親子で芝刈りをしたり、様々な体験をすることができます。

 

 

3.法面の場合、土を留めたり、土が流れる

費用をあまり掛けずに土留めをしたい場合、天然芝がひと役買います。

土のままですと、雨が降れば土が流れてしまいますが、芝を張るとそれが土を留める役目を担います。

 

 

4.靴の裏に土が付きにくくなる

新築を建てたばかりのお住まいでよく見かけますが、土がむき出しになっている場合、靴に土がついてさまざまなところを汚してしまいます。芝生を張ると土が付きにくくなるので、そういった場合にも芝は使えます。

 

 

5.照返しが少なく、温度上昇を防げる

天然芝は照返しが少ないので、夏場の温度上昇を防ぎます

さらに必然的に水やりもすることになるので、その水分が蒸発するときに熱を下げていきます。

リビング前に芝を張ると夏の暑さ対策にもなります。

 

 

6.雰囲気が良く、比較的安価

天然芝は比較的安価です。費用を抑えたい場合、天然芝を検討してみましょう。

緑化率を上げて、お住まいの雰囲気を良くする役目もあります。

 

 

 

 

 天然芝のデメリット

 

1.メンテナンスに手間や費用が掛かる

 (水やり・芝刈り・施肥・サッチ取り・除草・エアレーション・目土など)

 

水やり:夏場は毎日水やりが必要になります。冬は水やり不要です。特に1年目の水やりは必須になります。

芝刈り:5〜10月ごろは毎月、特に伸びるのが早い7・8月は月に2回ずつ芝刈りを行うことが望ましいです。

目土:芝生の表面のデコボコをカバーしたり、芝生の茎の周りに土が無くなってしまったのを補います。

 

施肥:4〜9月ごろに適量を与えます。

サッチ取り:古い芝や枯れた芝を熊手などで取り除きます。

除草:芝の間から雑草が生えてくるので、目に付いたものは取り除きましょう。

エアレーション:芝の根に新鮮な空気を送り活性化させるためにローンスパイクやガーデンスパイクで穴をあけます。

 

色々とメンテナンスがありますが、効果が大きいのは、水やり、芝刈り、目土です。

すべて完璧にやろうとムリをせず、できるメンテナンスからやっていくのも一つの方法です!

 

 

2.環境が悪いと育ちが悪くなる

(日当たり・水はけ・土質・風通しなど)

特に日当たりの悪い場所では、育ちがわるいので日当たりの良い場所に芝を張るようにしましょう。

 

 

3.伸びて欲しくないところまで伸びる

年月が経つと芝は外へ広がっていきますので、レンガやブロックなどで見切りをするなどのできる限りの防止策を講じたり、不要なところをカットするなどのメンテナンスが必要です。

 

 

4.よく歩くところの芝が剥げる

よく歩くところだけが、土が固くなって生育がわるくなります。

芝生は踏まれることに弱いので、歩くところは他の素材を入れて芝生を踏まない工夫が必要です。

 

 

 

5.これから芝生と共に生きるという覚悟が必要

生き物ですので、メンテナンスが必要となります。

しかし、完璧にというのではなく、できるところだけやるという割り切りも大切です。

 

 

 

人工芝


 人工芝のメリット

 

1. 敷いた後のメンテナンスが要らない

天然芝と比べて、水やりや草刈りなどの面倒なメンテナンスが不要です。

耐久性も10年程度はあるので、日々の簡単な手入れだけでキレイな芝生を長く楽しめるのが最大のメリットです。

 

 

2. 一年中キレイな芝生がキープできる

枯れ芝生と青々とした芝生を組み合わせたリアルな人工芝を使用すれば、一年中ナチュラルでキレイな状態を保てます。

 

 

3. どこでも簡単に敷くことができる

場所を問わず敷くことができ、敷いた瞬間から緑の絨毯が完成します。

例えば、室内やベランダ、駐車場スペースなどの土がない場所であっても、敷くことが可能です。

 

 

4. 日当たりに関係なく、芝空間が作れる

天然芝の場合、住宅の陰となって日当たりが悪い箇所の芝が育たないなどのムラが出てしまいます。

人工芝では、日当たりに関係なく、均一でキレイな芝生を張ることができます。

 

 

5. 雑草が生えにくい

防草シートを下に敷くので、雑草対策になりメンテナンスフリーにすることができます。

人工芝を敷いて草が生えてどうしようもなくなったとは聞いたことがありません。

 

 

 

 人工芝のデメリット

 

 

1.初期費用がかかる〈天然芝と人工芝では10倍前後の費用差〉

人工芝の価格は、商品によって様々ですが、裏がウレタンコーティングになっているものを選びましょう。

安いものは、寿命が短かったり、芝が抜けやすかったりするのでその点を考慮して選んでください。

 

2.四季を感じることができない

冬なのに青々とした芝生が見えるというのは、人工的な印象がぬぐえないものとなります。

 

 

3.夏場は熱くなる

人工芝は、天然芝と違って水分を含みません。

樹脂ですので、温度を下げる効果はありませんし、コンクリートよりは良いですが照返しもあります。

 

 

4. 経年劣化により、芝が寝たり抜けたりする

いくら耐久性が高い芝とはいえ、人工芝でも色あせや芝が立たずに寝てしまう、抜けてしまうなどの経年劣化は起こります。

10年程度で交換が必要になります。

 

 

5. バーベキューや花火などの火気厳禁

樹脂でできている人工芝は火気で溶ける、燃えるなどの危険性がありますので、庭でのバーベキューなどは人工芝でない部分でする必要があります。防炎機能のついた人工芝もありますので、機能性も高い方が安心ですね。

 

 

 

 

まとめ


 天然芝を選ぶ方の理由

・季節感のある天然物が良い

・初期費用を抑えたい

・観賞用にキレイに仕上げたい

 

天然芝を選んだ方、メンテナンスが楽にできるように工夫していきましょう!

おススメは、芝刈り機を購入して、芝の際(きわ)はレンガや石材などにして際の手入れも機械のみで終わるようにすることです。

1年に1度は目土を入れてデコボコをなくしてみてください。

後は水やり(1年目は特に)をしていくだけです。

 

エアレーションなどをやった方が良いという情報はもちろんありますが、初めは最低限のメンテナンスだけでもよいのではないでしょうか?楽にできるというのが、長続きさせるコツです。

 

 

 

 

 人工芝を選ぶ方の理由

・キレイな景観を維持しやすい

・メンテナンス不要で管理がしやすい

・日当たりの悪いところや土のない場所にもキレイに敷くことができる

 

 

人工芝を選んだ方、メンテナンスフリーになった時間を有効利用して楽しんでください!

 

 

 それでも迷っている方へ

 

 

 メンテナンスができるのなら、断然天然芝です。

季節感を感じることもできます。この体験はかけがえのないものになります。

 

メンテナンスフリー・雑草対策を目的とするのならば、人工芝を選んだ方が良いです。

 

子供を遊ばせたい方、犬を放したい方はどちらでもOKです。

どちらにも一長一短あります。

 

天然芝か人工芝かを選ぶ際は、「メンテナンスができるかどうか」が大きな基準となります。

 

ライフスタイルに合った心が楽しくなるお庭やエクステリアが見つかるといいですね。

 

それでは、お気に入りのお庭・エクステリアが見つかることを願っています!

 

 

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