こんにちは!「本物とはデザイン×使いやすさ」本物の庭・エクステリアを創造する ジーアート です!
本日のテーマは、エクステリア構造物のメンテナンス法です。
エクステリア・外構が完成してしばらくすると、どうしてもメンテナンスが必要となってきます。
長く、快適に過ごすために、気づいたときに早めに対処しておきましょう。
今回は、エクステリア構造物のメンテナンス法についてご紹介させていただきます。
門扉、フェンスなどの金属系材料のメンテナンス法
門扉、フェンスなどの金属系の商品は、きちんと施工されていれば基本的に耐久性は高いです。
とはいえ、長期間汚れが付いたままでは、腐食の原因となってしまいます。
定期的なメンテナンスをしていきましょう!
■アルミ製品
アルミは鉄に比べて錆びにくいのですが、それでも汚れを放置していたら腐食の原因となります。
軽い汚れの場合、雑巾やスポンジを使って水洗いをして、水跡が残らないように乾拭きしくてください。
落ちにくい汚れの場合、中性洗剤を使って同じように水洗いをして、乾拭きしてください。
酸性洗剤、アルカリ性洗剤、シンナー、ベンジンなどは腐食の原因となりますので使わないでください。
■ステンレス製品
ステンレス製は一般的には錆びないというイメージが強いのですが、潮風などの塩分などにより、汚れたり、もらい錆び(鉄粉などの付着物によっての錆び)が発生したりする場合もありますので、できるだけ早い時期ですと水洗いと乾拭きで簡単に除去できます。
軽い汚れの場合、雑巾やスポンジを使って水洗いをして、水跡が残らないように乾拭きしくてください。
落ちにくい汚れの場合、中性洗剤を使って同じように水洗いをして、乾拭きしてください。
もらい錆びの場合、目の細かいクレンザーや錆び取り剤を使うと除去できます。錆び取り剤をかけると酸化鉄が紫色に変色し水洗いするとキレイに取れます。
《メンテナンス時の注意事項》
(1)お手入れには雑巾やスポンジなどの柔らかい物を使用してください。
傷がついてしまうので、金属製ブラシ、金ベラ、スチールウール、目の粗い紙ヤスリなどは避けてください。
(2)小石、砂などが付着したまま表面を擦ると傷がつきます。必ず予め取り除いてください。
(3)洗剤は、中性洗剤を必ず薄めてご使用ください。
(4)角や隅に洗剤が残らないようにしてください。
洗剤が残ったまま放置しますと腐食の原因になりますので、お気を付けください。
■門扉
門扉の落とし棒の穴や、引き戸のレール部分には、ごみや土埃などが溜まりやすいので、半年に
1回くらいは状態を確認して、つまりかけている場合は除去してください。
また、門扉のヒンジの調整金具が緩んでいる場合があるので、緩んでいたら閉めて調整してください。
緩んでいくと門扉の開け閉めがしずらくなりますので、早めにメンテナンスしておきましょう。
■カーポート
カーポートのメンテナンスは、雨樋、屋根、柱の順番で行いましょう。
雨樋には、落葉やゴミが詰まりがちになりますので、年1回程度は掃除を行った方がよいです。
掃除をすることで、樋からのオーバーフロー、雨漏りの対策になります。
屋根は高い位置ですので掃除がしにくいのですが、汚れが溜まれば溜まるほど掃除がしにくくなりますので、そうならないうちに掃除をしておきましょう。特に、屋根と柱の結合部などから腐食していくので、水洗いで汚れを流していきましょう。
こちらも年に1回程度は掃除をするようにしましょう。
屋根を掃除する際は、屋根の上には上がらないようにしましょう。上がれる構造になっていないカーポートがほとんどです。
柱は雑巾やスポンジを使って水洗いをして、水跡が残らないように乾拭きしくてください。
タイル・石材などのメンテナンス法
次に、タイル・石材・木製品などのメンテナンス法を見ていきましょう!
タイルや石材、レンガで一番気になる汚れは、白い汚れ、エフロレッセンス(白華)でしょう。
エフロレッセンスについては、「コンクリート製品のお手入れについて」を参照してください。
簡単に説明しますと、その白い汚れは「酸」で除去しましょうということです。
固まる前なら「水洗い」も効果的です。
防止したいのならば、目地などから水の侵入を防ぐために、撥水材を塗布することも有効です。
通常の汚れは、デッキブラシやタワシなどで水洗いをしながらゴシゴシこすりましょう!
高圧洗浄機も有効です。
塗装部分以外は高圧洗浄するとしっかりと汚れが落ちて気持ち良いほどキレイになります。
ただし、高圧なので砂が飛んだり、石が飛んだりしないように調整するか、
もし飛んでも大丈夫なように養生をしてから行ってください。
木製品のメンテナンス法
木製品は腐りやすいというイメージがありますが、こまめなメンテナンスを続ければ、長期間、腐食から防ぐことができます。
木製品のメンテナンス法は、大きく分けて、浸透性木製用保護塗料と水性ペイントなどによる被膜をつくるものに分かれます。
天然木製ウッドデッキや木製フェンスなどの場合は、浸透性木製用保護塗料を塗布する場合が一般的です。
塗装前に表面のゴミやほこりを除去して、雑巾などで水拭きしてから塗布してください。
この保護塗料を表面に塗布することで、徐々に木材の深くまで浸透することによって、腐食による劣化やカビ、シロアリなどの外敵から守る効果が生まれます。
長期間、雨水や紫外線などによりその保護効果も薄れてきますが、
デッキの床面で年1回、フェンス、パーゴラなどの立ち上がり部分は2年に1回程度メンテナンスをすることで保護効果を保ちます。
集水桝のメンテナンス法
気が付かない方も多いのですが、樹木の周りのコンクリート製の桝と接続パイプ部分の少しの隙間からも樹木の根が侵入してパイプを詰めてしまう場合があります。
もし侵入してしまっていたら根をカットしておきましょう。
桝だけでなく、量水器のボックスに根が侵入している場合もあります。
実際に会った話ですが、シマトネリコの根が量水器のボックスの中に侵入して太い根でスペースを占領していました。
特にシマトネリコは成長が早いので、近くに桝や量水器などがある場合はフタを開けて確認しておきましょう!
まとめ
エクステリアは外のものなので、頻繁なメンテナンスは必要はないのですが、年に1~2回の定期的なメンテナンスをしておいた方が長持ちします。
その場合のメンテナンスは、ほぼ水洗いで十分です。
しかし、何年もメンテナンスしないでおくと、汚れが取れなくなってしまう場合もあります。
ですので、年末、または季節の良い時など、計画的にメンテナンスをするとよいですね!
心地よいエクステリア&ガーデンを維持していきましょう!