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外構で最もわからない見積項目「土工事」って何?

土工事って何?


外構工事では、駐車場やアプローチ、庭などを作るために、どうしても現場で「不要となった土砂」を捨てることになります。

 

土工事とは、外構工事の中でも「掘削工事、お庭の土の入れ替えなど」、土に関する工事のことをいいます。

 

まず、実際の外構工事では、敷地内の掘削作業・鋤取り作業から始まります。

 

その時の庭の土の状態は、雑草だらけだったり、水はけが悪かったり、石が多かったりなど、悪条件の事がほとんどです。

また、コンクリートを打つ場合は、基礎となる砕石の転圧、実際のコンクリートを打つためにの深さが必要となります。

 

そして、掘削後は、新しい土を入れる、または砕石を転圧し、駐車場やアプローチを作るなど、エリアごとの作業を行います。

 

完成後は地下部分となり、目に見えない部分になるため、

お客様にとっては一番イメージしづらい部分ですが、

土工事は最も重要で、条件によっては最も費用がかさんでしまう作業です。

 

ここに費用が取られるのは勿体ないと思う方もいるかもしれません。

 

 

土砂は、宅内で処理できる場所があれば、費用はその土の移動費用だけで済みます。

しかし、ほとんどは宅内だけでは処理しきれないので、処理場にダンプで運んで行って有料で処分します。

 

今までに現場を見る機会のなかった方は、イメージしづらいのですが、

土工事は必要かつ、金額も大きいものと思っておいてください。

 

安物買いの・・・にならないようにしましょう!


家を購入するときでも、「ただ屋根と壁があればいい」という考えで家を計画するときは、格安のハウスメーカーに相談に行くでしょう。

何を求めるかで、あなたの行動は変わるので、かける予算も、出てくるプランも当たり前に違ってきます。

「ただ単に家が欲しい」と思うのか、「快適な暮らしができる家が欲しい」と思うかで当然ながら、予算もプランも変わってきます。

 

どちらを選ぶも正解はないのですが、

安くするために見えない部分の費用を削っている可能性があることは、認識しておきましょう。

 

例えば、カーポートだったら、柱の深さを変えるだけで、捨てないといけない残土量も使用するコンクリート量も変わってきます。

それだけ費用が変わってきます。ブロック塀だったら、基礎の部分でかなり費用が変わってきます。

 

ただ「単に安い」からという甘い誘惑にかられないように気を付けましょう。

事前に地中の施工はどのようにするのか聞いておくことも必要かもしれません。

 

たまに、土工事の見積項目が入っていない場合があると聞きます。

そんな場合も、よくよく確認しておきましょう。後から請求が来る場合もなきにしもあらずです。

 

「安く買えた!」と一時は喜んでも、「あれ?こんなはずでは・・・」と後悔しない買い物をしてください。